昔、強いと言われるハーブの、ペパーミントの鉢植えに虫が発生して、枯らせてしまったという過去を持つ私。
子供が小学生になって、夏休みに朝顔を持って帰ってきた。
子供に水をやらせる時に一緒に見ていた。
観察日記でも毎日つけるかと思ったら、2枚絵日記みたいなのを書くだけだった。
あっ、つぼみ!と思ったら翌日開花。
一日でしぼむ。
暑いとすぐしぼむし、涼しいと遅くまで開花する。
朝6時には開花しており、4時頃見たら咲きかけていて、星型になっていた。
色は一本の蔓(株?)の中では同じだった。
花がしぼんで、すぐ落ちるのと、何日かついているのもある。
その後、額が枯れたように落ちるのもあれば、つぼみが太ったような形の、種になりそうなものも出てきた。
こっそり、めしべと雄しべをこすって受粉させたりもした。
一度に3つくらい咲いたと思えばまったく咲かない日もある。
なんだか毎日見ているうちに
今日はつぼみがいくつできたかな?
昨日は3つあったから、今朝は3つ開花するかな?と
ベランダの朝顔を見るのが楽しくなってきた。
新学期に持っていくので、つるは教材の支柱の範囲内とし、
伸びすぎたら切るんだって、と子どもは言った。
もらったプリントによると花が咲かないときは、伸びすぎた蔓を切ると、したから蔓出てきて花が咲くらしい。
さらにネットを見ると、葉っぱがワサワサしすぎてもそっちに栄養をとられてだめらしい。
二株?あるが一方は全く花が咲かない。
そこで、ダメそうな蔓をカット、枯れそうな葉をカットしていくと、蕾になりそうなものがでてきた。
新学期になって、数日中に朝顔を学校に戻さなければならない。
以前の私なら、一日でも早く学校に戻そうと思うだろう。
あの咲かない方の朝顔を見てみたい。
という衝動にかられた。
一日、二日、まだ花が咲かない。
もう諦めよう、明日持っていこう、と話していたら。
なんと
その日の夜、蕾をつけた。
持っていく当日の朝、一輪、開花してくれた。
そして今。
朝起きて、ベランダを見て、
ああ、そういえばもうないんだっけ。
とちょっと
がっかりするというか
寂しいというか。
今風に言えば少し「朝顔ロス」になっているのである。